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いでたち通信は点字に翻訳し、視覚障害者に配布されています。 |
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1 |
パソコン言葉 |
馬場 威力 |
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私は、視覚障害者の皆さん方は、パソコンを使え、メールを使いこなせれば、かな点字に代われるだろう、と思っていた。
しかし、生まれながらの全盲の方にしてみると、かな点字であれば、長年慣れ親しんできただけに、好きな時にいつでも読める、同じところをゆっくり読める、繰り返し読めることなどから、読むだけならかな点字の方が読みやすいようだ。
今発行しているいでたち通信であれば7枚を10分もあれば楽に読める。
もちろん、逆にそのような方々が、私たち晴眼者にメッセージを送られる場合には、メールにしていただかないと読めない。 |
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2 |
カレー味の筑前煮 |
畠山 工 |
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素材分量4人分、
鶏もも肉1枚、れんこん1節、
ごぼう1本、にんじん1本、
こんにゃく1枚、サラダ油大さじ2、
しょうゆ大さじ2、みりん大さじ2、
酒大さじ2、カレー粉大さじ1、
(1)鶏肉は一口大に切り、しょうゆと酒各小さじ2で下味をつけておく。
(2)れんこん、ごぼう、にんじんは皮を剥き、食べやすい大きさの乱切りにする。
(3)こんにゃくは手で一口大にちぎり、下ゆでしておく。
(4)鍋に油を熱して鶏肉を軽く炒め、野菜とこんにゃくを加えて炒め合わせる。
(5)水を2分の1カップと調味料を加え、落としぶたをして煮込み、途中でカレー粉を加えて汁気がなくなるまで煮込む。 |
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3 |
一句拝見(いでたち 1月いろは句会より) |
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湯煙が吹雪も溶かす地獄谷 千葉 宰
願いごとあれもこれもと初詣 宗像 普
万両に光差し込む日脚あり 齋藤 準之助
亡き父母の想い重なる柚子湯かな 馬場 威力
山道の落葉に混じり冬の虫 加藤 孝二
吹き溜まる落ち葉の山の二つ三つ 成田 真啓
枯れ木立首を傾げる四十雀 碓井 秀夫
弾み来て手毬のごとし寒雀 中里 武子 |
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4 |
視覚障害者とホームページ(2) |
畠山 工 |
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簡単に視覚障害者がホームページを見られる(聞ける)条件を説明します。
視覚障害者の中には、少しは見える弱視者とまったく見えない全盲者とがおり、弱視者は、その視力や見え方がさまざまですから、一概には言えませんが、一般的に用いられているブラウザソフト(インターネット エクスプローラー)などを拡大表示して利用されている方が多いと思います。
全盲者(強度の弱視者を含む)の場合には、音声または点字ディスプレイなどを利用してホームページの内容を読む(聞く)ことが出来ます。
ただ、点字ディスプレイの利用者はいろいろの理由から非常に少ないので省略します。
音声でホームページを読む(聞く)方法は、次のように二つ分けられます。次のいでたち通信で説明します。
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5 |
「たんぽぽ童謡を歌う会」に参加して |
中村 齋 |
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(1) みんなの笑顔映ります 歌声水面にはずみます
さくらの花が映ります 春風そよと吹いてます
ともだちと いま いたち川
こころの中にいつもある
ふるさとの 友 いたち川
(2) 蛍のあかり映ります あめんぼ水面を滑ります
ささ舟二つ浮びます 涼風さやとふいてます
父さんと いま いたち川
心の中にいつもある
ふるさとの 森 いたち川
(3) 真っ赤な夕陽映ります 鐘の音水面を渡ります
秋風ひゅうと吹いてます 紅葉が三つ流れます
母さんと いま いたち川
心の中にいつまでも
ふるさとの 人 いたち川
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6 |
編集後記 |
井上 進 |
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本号に詩をご投稿いただいた中村さんは、昨年11月に区主催のIT講習会に参加された目と足に障害のある方です。中村さんは先日開かれた「たんぽぽ童謡を歌う会」に出席され、そのときの感想を込め作詞されたとのことです。IT講習会はたったの4日間でしたが、その後も研修を重ね、わずかの間にEメールのやり取りやこのような詩をパソコンで打てるようになったのですから、すごいですね。また中村さんは「歌は友達、歌には力があります。癒す力、感動させる力、元気をつける力、歌をいつまでも友達にしたいものです」と「童謡を歌う会」での感動を語っておられます。
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