いでたち通信は点字に翻訳し、視覚障害者に配布されています。
 
  
 

 1.福祉との関り                     田中 稔

 平成最後の年が明けました。新年おめでとうございます。平成の最初の日(1月8日)が私の42歳の誕生日でした。仕事先の上越市で迎えましたが、印象に残る思い出です。平成の初日から、31年目の最後の日まで見届けることができるのも、人生の大きな思い出になります。
 さて、私の中の福祉との関りですが、高校生までさかのぼります。JRC(Junior Red Cross青少年赤十字 現在も活動継続中)という活動に一時期参加したことを思い出します。点字の勉強もしましたが、まったく物になっていません。また、当時は母子寮と言われていた、近所の施設を訪問して子供たちの相手をしていました。その後はかなりの間、関りがなく過ごしてきました。車いすとの関りは、母親は足が悪く通院時に車いすを押したことが最初です。また、義母・義父の施設入所時にも良く車いすを押していました。その後は、リタイアに伴い中野ケアプラザで横浜シニアボランティア制度の講習を受講して、ボランティア登録後の活動となります。最初に携わったのが、配食グループのこだま”で配食サービスです。昼食のお弁当を配りながら、声掛けを行い、元気な姿を確認できる手伝いができればと思っています。今年で五年目になります。さらに、昨年から“いでたち”に参加して、施設のイベント支援を通じて、多くの障がい者の方、支援する方、そして各種のボランティア活動を行っている方々とのふれあいがとても楽しみになっています。
 話は変わりますが、“国際ボランティア・デー”(12月5日)があることを最近知りました。“国際デーの一つで、世界中の経済と社会開発の推進のため、ボランティア活動の貢献に対する認識を高め、社会のあらゆる層からより多くの人々が、国内外においてボランティア活動に参加できる機運を高める日”だそうです。
  私も体力が続く限りボランティア活動を通して福祉との関りを持ち、少しでも地域社会に貢献できればと思っています。

2.インスタント、タモリラーメン            いでたろう

材料一人分 インスタントラーメン1袋、メンマ、チャーシュー適量、鶏がらスープの素小さじ1、昆布だし小さじ4分の1、ほんだし小さじ4分の1、中華スープの素小さじ4分の1、お湯400cc、醤油大さじ1、ねぎ油小さじ1、長ネギ適量
 1)鶏がらスープの素、昆布だし、ほんだし、中華スープの素をお湯に溶かしてベースのスープを作る。
 2)丼に、醤油、ねぎ油、細切りにした長ネギを入れておく。
 3)別な鍋でインスタント麺を茹で、茹で上がる直前にスープを丼に入れる。
 4)茹で上がった麺を充分に湯切りして、丼に入れる。メンマ、チャーシューなどを入れて出来上がり。
 ポイント スープは独自に作る、湯切りを十分にする、使ってない添付のスープは別の味付けに使いましょう。

   3.思いつくままの走り書き ―花便り―          中村 斉

 ラジオ深夜便に誕生日の花というコーナーがあり、1214日の誕生日の花は冬桜と聴いた。また、花言葉は冷静または理性的とされていた。私の心の中の野次馬根性達は「NHKが、誕生日の花に指定するのだから、この時期こそ冬桜のさかりにちがいない。わが町の冬桜を楽しみに出かけよう」と勝手に決めていたようだ。
 1218日用事があって港南台にでかけたが、早めに用事が済み、妻が、天気がいいからどこかへ足をのばしますかの提案。みなと未来か、鎌倉か一瞬考えたが、そうだ花見に行こう。いまこそ冬桜だと意見が一致。ついでに里帰り桜を元気付けてやろうとの気持になり、立ち寄った。妻の報告「里帰桜は根も張り、木に勢いがみえ、蕾らしいものが、二つ三つみえる」 来春は開花が期待出来そうだ。さて、足を冬桜の方向にむける。「咲いている。白く咲いている」と妻が言い、歩を早めると、警察学校の校門前。門衛当番の警察官が、大きな声で「こんにちは」と声をかけてくださった。「桜をみにきたんです。これが、冬桜ですね。これで、満開なのでしょうか」と妻はもっと咲かないのかと、やや不満らしい。門衛当番の方は「私は4月からきたものですから、これ以上に咲いたのを見たことはありません」。 私は心の中で二つの歌を歌っていた。一つは艶歌♪ぱっと咲いても冬の花 咲いて さみしい冬桜花・・・  もう一つは、エーデルワイスの一節。♪small and white,clean and bright 私さみしげながら咲いている二本の冬桜に、昭和女子大学学長さんの言葉を引いてこうよびかけた。「遠慮しないで咲きましょう。ここがあなたの置かれた場所ですよ」

 *冬桜の開花は10月(このため十月桜の別名もある)じりじりと咲き続け来春、ソメイヨシノと同時期にもう一度咲くという。

  4.編集後記                      菊地 賢三

 中村斉さまからメールを転送していただき、第2回ロービジョン・ブラインド川柳コンクールの案内を頂きました。川柳を通じて視覚障害に関する理解や共感を深めることを目的としているそうで、誰でも応募できるそうです。昨年の最優秀賞の句は山本進さんの、「死ぬまでに 妻とやりたい ニラメッコ」でした。

 


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