いでたち通信は点字に翻訳し、視覚障害者に配布されています。
 
  
 

 

  1.私のひとりごと                      飯島 みや子

中東や欧州で拡大している恐ろしいイスラム過激派、今度はアジアへ足を向けてきた。「多神教徒と背教者を一掃」というイスラムの教え。六月断食月(ラマダン)が終わりを迎える金曜日の夕。外国人が良く利用するレストランに突然押し入ったイスラム過激派。強盗かと思ったが銃を乱射した。隙を見て戸外に駆けたり、柵を乗り越えて逃げた人々。取り残された外国人は人質となった。自爆が目的か、発砲を続け警官隊は近づけない。ライフル銃や刀剣、爆弾を持っていた。銃声と爆発音。「アッラーは偉大なり」と叫び発砲した。国際協力機構の円借款に関わる日本人七人は食事中に襲撃された。刃物のような鋭利な武器で殺害された。どんなに恐ろしかったことか。犠牲者の多くは外国人で、恐ろしい血の海と化した。標的にされた外国人は発展途上国に尽力、精一杯働いてくれた人々なのに、その立派な方々の尊い命を失ってしまった。口惜しい、残念である。
 バングラディシュは1971年パキスタンから分離独立したが、貧しく海外からの援助なしでは国そのものが成り立たない。日本政府は2014年バングラディシュに四、五年間で60億円の支援を行うと表明している。
 でも、子供の頃、世界恐慌、東北の冷害などが重なったとき、祖父母や両親から刷り込まれたノウハウはやはりお金よりも心の大切さでした。私は自分なりに出した答えを証明しようと考えて、点訳と盲人誘導を55年続けてきました。

 

2.鶏肉のレンジ蒸し                       畠山 工

素材分量2人分 

鶏もも肉1枚、ねぎ適量、しょうが1片、砂糖小さじ半分、塩少々、しょうゆ大さじ1、紹興酒大さじ1、青ねぎ1本、

(1)しょうがはみじん切りに、ねぎは粗みじん切りに、青ねぎは小口切りにする。

(2)鶏肉は筋を切り、味のしみこみを良くするために、フォークで数箇所刺す。

(3)鶏肉に砂糖と塩を全体にすりこみ、耐熱皿にのせる。

(4)耐熱皿にのせた鶏肉に、ねぎとにんにくを散らし、にしょうゆ、紹興酒をまわしかけ、ラップをして電子レンジで6から8分加熱する。

(5)ラップを外して粗熱を取り、鶏肉を食べやすく切って盛りつける。

(6)小口切りにした青ねぎをちらし、蒸し汁をかける。

エネルギー224キロカロリー、 塩分2グラム

 

3.思いつくままの走り書き―近頃の若い者は―           中村 斉

820日(土)122分本郷台発大船行き電車が入線して来る直前、私はポケットラジオのヘッドホーンを耳に挿入しスイッチを押した。「正午のNHKニュースをお伝えします。」スポーツニュースは10分頃かなと思ったところに「リオデジャネイロで行われているオリンピックの・・・」と、アナウンサーのちょっと上ずっているような声。オリンピックのニュースがトップに来るとは、何か良いニュースだなと直感。ボリュームを上げた。「・・男子400メートルリレー決勝で日本チームは2位となり、銀メダルを獲得しました。」
 陸上競技で、日本人が入賞するのは至難のことしかも短距離の場合、並大抵のことではない。スゴイことだ。事前のテレビ放送を聞いていたら「バトンタッチの精度を高める研究と練習をつづけています。」ということだった。4人が100メートルづつ走るのだから4人の走力を上げれば万事OKと思えば、そうではないのだ。リレーではバトンの受け渡しがスムーズかどうかが問題。日本チームはこのバトンの受け渡しの精度を高めたのだそうだ。あの、100メートル金メダリストのウサイン・ボルト選手が「、「日本のバトンタッチはすばらしい」と絶賛したというニュースはうれしく聞いた。単なるリップサービスではないように思えた。
 あれから半月、お祭はおわったなと思う気持ちの今日この頃だが、脚の長い欧米選手と競って脚の短い日本人が銀メダルに輝いたのは本当にすばらしいことだと思う。だから、これからは、近頃の若い者はと思ったら、「てえしたもんだ」とつづけるか「なってないな」とつづけるかを考えなくてはならないと思うようになった。それにTVの画面がみえないのを何度かさみしいとかんじた。アナウンサーの絶叫だけの中継から一歩も前進していないのはどうしてだろう。

 

4.編集後記                          菊地 賢三

 日本から見て地球の裏側の、リオ・オリンピックが終わりました。次は9月8日からのパラリンピックですね。次期東京オリンピックのごたごたの話題や、都知事選の話題などで、オリンピックの事前の人気はマスコミが報じたほどすごくは無かったと思いますが、中村さんが今号で書いていらっしゃる400メートルリレーはじめ、過去最多のメダル数など結果が良く、関心が高まったと皆さん思っておられるのではないでしょうか。次期オリンピックに向けごたごたはまだ収まりそうもないですが、一方選手の強化は中高生の世代で進んでいるようです。最大の力を発揮できる環境を整えてやりたいですね。

  


 
    いでたちサロンへ いでたちサロンへ                  目次のページへ 目次ページへ