いでたち通信は点字に翻訳し、視覚障害者に配布されています。
 
  
 

1.福祉功労者の推薦を受けて                        佐藤徳人

 「いでたち」として平成27年度の福祉功労者に推薦する話を林代表から伺った時、永年に亘り福祉活動に専念されている多くの先輩が居られるなか、若輩で有る私が受けるのは僭越であり、時期尚早ですと辞退申し上げました。然しながら、本年度の福祉功労者として推薦するから、承認された際には受賞するよう再度指示が有りました。 私はこの言葉の意義を「此れから先、更に積極的な活動に努め「いでたち」により一層貢献するように」との会員皆様からのメッセージとして受け止めました。併せて名誉ある賞を受賞することは「私が自分自身に対し挑戦状を突き付けること」になる事を充分認識・覚悟のうえ、推薦を受けることを決意しました。「いでたち」の一員として栄誉ある賞を受賞する事も然ることながら、私個人としては会員の皆様から「推薦」を戴いた事の方が、より一層嬉しい。
 定年により一線を退いた男性が直面する大きな課題として、有り余る時間・余暇を如何に過ごすか?が何時の時代も問題視されます。第二の人生を充実・有意義に送るには、社会的活動の一環として地元地域との関わり、人とのコミュニケーションの機会を多く持つことの大切さ等が説かれています。私は退職後に「荒井沢市民の森」の愛護会に入会してボランティア活動に専念して来ましたが、土曜・日曜の活動が中心となっています。ウイークデーの有効活用を思案している折りに「いでたち」の紹介を受けて入会したのが既に8年前。入会後は比較的短期間に「いでたち」が取り組む様々な年間行事・各種支援に意欲的に参加して知り得なかった手法・知恵・知識等の習得に努めました。未体験な事の連続で苦労もしましたが、改めて振り返って見れば楽しい思い出となっています。また、「いでたち」に入会したことが、その後の私の人間形成に寄与していることを確信しています。新入会員の皆様も前向きに考え、色々な催し物に積極的に参画されることを推奨致します。
 現行、私は「暮らしを支えるチーム」の一員として、庭の手入れ作業を中心に活動しています。午前中の2〜3時間の間には、仲間との楽しい会話、自身の健康維持、依頼者からの感謝の言葉を掛けられますと、疲れも忘れられます。健康に留意して、此れから先も「いでたち」の進展に微力ながら貢献出来る事の「夢」を持っています。
「夢」の実現に向け最善を尽くして、私は頑張ります。

 

2.きのこのマリネサラダ                     畠山 工

 素材分量2人分、 
エリンギ1本、しめじ60グラム、生しいたけ3枚、玉ねぎ適量、こしょう少々、ベビーリーフ20グラム、レモン適量、しょうゆ小さじ2、オリーブオイル小さじ2
 (1)レモンの絞り汁少々としょうゆ、オリーブオイル、こしょうを併せ、ドレッシングを作っておく。
 (2)玉ねぎは千切りにして水にさらし、水気を切っておく。
 (3)しめじは小房に分け、しいたけは軸を切り落とし、4等分する。
 (4)エリンギは軸を輪切りに、傘は薄切りにする。
 (5)きのこをペーパータオルではさんで、電子レンジで2分加熱する。
 (6)きのこが熱いうちに、千切りにした玉ねぎとドレッシングで和えて、しばらくおく。
 (7)味がなじんだらベビーリーフを敷いた器に盛りつける。
 エネルギー66キロカロリー、 塩分1グラム、 

 

3.「思いつくままの 走り書き」−集うこと−           中村 斉

 身体障害者に関わる最近の話題は徳島県の視覚障害者と盲導犬が警告音を鳴らさずバックしたトラックに轢かれて志望した事故と、身体障害者差別解消法の施行の二件であろう。徳島の不幸な事件については盲導犬が自分の役目を果そうと努力した痕跡が路上に確認されたりして盲導犬への関心があらためてたかまっている。
 一方「差別解消法」の精神が社会全般の支持を受け、身体障害差別解消・各自治体においては条例が整備され来年度から施行されようとしている。だからといって身障者にとって直ちに天国が訪れるとはおもえない。障害について充分な理解を持っていただくことも、合理的な支援について理解していただくことも短時日達成されるものではない。わたしたちは繰り返し障害について説明し何度も頭を下げてお願いしなければなるまい。その苦しみを和らげ前進する基盤になるのが身障協、私の障害からすれば視障協だ。同じ障害を持つ者が集い嘆き、怒り、泣き微笑みうたう。やがて集いは力を持ち社会に呼び掛け働きかける。そんな図式を描くのは絵空事だろうか。いま大きな変革が予想されるとき、視覚障害者は視覚障害者で集いましょう。
 今年11月、栄区視覚障害者福祉協会は 横浜市社会福祉協議会の表彰をいただく。永年にわたる活動をお認めいただいての表彰。およそ30年以前にこの会の基礎を築かれた諸先輩のご努力に感謝し支えていただいた多くのみなさまに心からの謝意を表し、私達はこの会の一員であることに誇りと勇気を持ってより良い社会を目指して前進しようではありませんか。

 

4.編集後記                          菊地 賢三

 ホームページのいでたち通信が少し読み辛いとのご指摘を頂きました。今まではあまり考えずに、明朝体で文字の大きさ12ポで太字、用紙の余白はやや狭いで、あとは自動調整にお任せでした。一行文字数が多すぎるのかなと思いましたが、点字版はプリンターと用紙の都合で一行文字数は32文字で、墨字は選択可能ですが40から44文字で決まり、過去も43文字程度でした。現在は44文字です。今回本文の太字を止めてみました。いかがでしょうか。ご指摘をお待ち致します。


 
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