１．音戸の舟唄を聞く　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　佐藤　義雄

大阪・広島に野暮用が年に３回はある、現役時代は用事を済ませて直帰したものだが、今は世間で言う毎日サンデー。見聞を広めるために必ず迂回をして帰る事にしている。
　さて今回はどこへ行こうか。ＪＡＦの機関誌を眺めていると、広島県呉市音戸で5月の連休に酒蔵で利き酒しながら民謡音戸の舟唄を聞かせると言う。要予約と記してある。早速、音戸の舟唄保存会へ電話を。すると、どうぞ明日にでも来てくださいと。イヤ今横浜から電話をしているので連休の最後の６日の予定だと伝えると。横浜から聞きに来てくれるのかとビックリする。6日は生憎酒蔵が休みだと言う。先方は少し考えていて、では自宅で唄いましょうと言う事になった。５日夕刻呉駅に着き、観光情報プラザへ。保存会の電話番号だけが頼り、事情を話して情報を得ようと。観光情報プラザ嬢は実に親切だ。私が電話をしてあげましょうと。相手は誰なのか・何処へ何時ごろ行けばいいのか、音戸のバス停まで迎えに来て呉れる様に交渉してくれた。電話の相手は、音戸ではその名を知らない人はいないと言う程の舟唄の名人今朝丸好子さんだとプラザ嬢は言う。お嬢さんは電話で名前を聞いてギクリとしている様子であった。
　5月6日朝「大和ミュージアムと海上自衛隊の展示館」を見物して、音戸へ向かう打ち合わせ通りバスを降りると迎えに来ていただいていた。おんど観光文化会館「うずしお」で食事を共にしながら、音戸は平清盛ゆかりの地で、地元の人は今も清盛さんと親しみを込めて話すとか。町生い立ち・音戸舟唄など歴史を拝聴。今日は今年3月に舟唄の大会で優勝した男性を呼んであるで、2人で唄を聞かせると。イヤハヤ。素朴な唄だけど味わいが深い、男性も高い声で今朝丸好子さんと息がぴったり、こぶし、間が実に素晴らしい。涙が出るほど感激し酔いしびれた。
　後は、昔繁栄をした面影を残す町並みを偲び堪能した1日でした。明日は安芸灘とびしま海道めぐりだ。

　　２．牛肉と豆腐の中華風炒め　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　畠山　工
　素材分量4人分、
　牛肉ロース薄切り150グラム、木綿豆腐1丁、青ねぎ3本、ごま油大さじ1、しょうゆ大さじ1、みりん大さじ1、紹興酒大さじ1、砂糖適量、片栗粉小さじ1、
　　(1)牛肉は一口大に切り、しょうゆ小さじ1杯半と砂糖で下味をつける。
　　(2)豆腐はしっかりと水を切り、縦に2等分してから、5センチ厚さに切る。青ねぎは斜め切りにする。
　　(3)しょうゆ、みりん、片栗粉、紹興酒を良く混ぜて併せ調味料を作る。
　　(4)ごま油を熱し、下味をつけた牛肉を炒め、水切りした豆腐を入れて炒め合わせる。
　　(5)併せ調味料を加え、強火で絡める。斜め切りにした青ねぎをちらす。
　　エネルギー230キロカロリー、　塩分1グラム　

　　ラジオを聴いていて、「ラジオですので、ごらんいただけませんが・・」というようにラジオはテレビより劣るものだ、と受け止められる発言が時々聞かれるのは残念だ。特に芸人さんが、「テレビには出られませんのでラジオにしがみついています」とばかりに、やたらに卑下するのを聞くのも気分が良くはありません。ただ私はテレビを見ても解らない要素が多いので、解りやすいラジオを選ぶことが多い。みなさんは若い女性が頭で瓦を割るコマーシャルをご覧になったりお聴きになった事がありますか。一人の若い女性が登場「わたしはアクションタレントの何某です」と名のり、さらに説明を加える「わたしはこれからこの瓦を割ります」荘重な音楽と呼吸を整える緊張した間（ま）があり、気合が入った掛け声がきこえます。つづいて瓦が割れていて「頭も使いよう」のメッセージがはいります様々な用途に使えるカードのコマーシャルフィルム。このコマーシャルフィルムは、これまでも何度か見聞きしていましたが、今回の（２０１４．５〜６頃放送）は４コママンガ的な楽しみが伝わってくる。もしテレビで このコマーシャルフィルムが始まったら目を閉じて聞いてみていただきたい。音だけの世界も楽しいものと感じていただけるかも知れない。私が申したいことはテレビもラジオもとても優れたコミュニケーションの媒体システムであり、映像は持たなくてもラジオはテレビに劣るものではないということです。私も嘗ては晴眼であったので、映像のすばらしさは十分知っていますが、そのすばらしさを音に翻訳していただけるならば誰もが一緒にテレビを楽しむことができるの にと願うのは合理的な支援の範疇にはいるものでしょうか。
　　何はともあれ、栄区視障協では、７月１６日定例会として音声解説付きのフランス映画「コーラス」を鑑賞します。映像の世界をどれだけ吸収できるだろうか。たのしみです。わくわくしています。

 
　　４．IMEシステム辞書のご紹介　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　畠山　工　　　　　　　　　　　　　　
　　皆さんこんにちは。視覚障害者へのパソコンサポートを行っている畠山です。パソコンで日本語入力を支援する自作辞書をご紹介します。
　　ワードなどで文章を作っていて、例えば2番目に高い山岳名は、その標高はとか、25代目の天皇名は、その在任期間とか、判らなくて困ったことがなかったでしょうか。これらを解決するのがこの辞書で、ただ単に漢字変換を行うだけでなく、その語句に関係する事柄も変換候補となり、変換できます。そのほかにも来年の今日は何曜日かなとか、自分の誕生日は何曜日なども判ります。主な変換できる内容は、

・歴代天皇の天皇名、在任期間、歴代数等

・歴代総理の氏名、在任期間、歴代数、出身地等

・歴代横綱の四股名、在任期間、歴代数、出身地、優勝回数等

・一級河川の河川名、流域面積、幹川延長、流域地、源流、河口等

・標高100位までの山岳名、標高、所在地、山脈名等

・全国の政令都市の都市名、区数、市役所住所、電話番号、URL等

・西暦から年号へ変換、年号から西暦へ変換、漢数字表記等

この辞書は「HITACKJP-DIC」と言います。読み方は(ハイタックジェーピー ディック)と呼んでくださいね。詳しくは下記のホームページをご覧ください。

http://www9.ocn.ne.jp/~hitackjp/dic/setml.html

お問い合わせメール： hitackjp_dic@yahoo.co.jp

この辞書「HITACKJP-DIC」は無料ですので、よかったらご使用ください。

　　５．お知らせとお願い　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いでたち通信編集委員

このいでたち通信は、点字版、墨字版、ＳＰコード版で印刷、配布しております。また、Eメールアドレスをお持ちの方には、メール版を発行しています。更に「いでたち」のホームページの、いでたち通信というコーナーに掲載しております。
　先月から、栄区社会福祉協議会の点字プリンターで大量の文字飛びが発生し、点字印刷ができません。修理等をお願いしておりますが、高価な器械ですのですぐに解決できそうにありません。点字での読者の方にはご迷惑をおかけしておりますが、当面他の方法での購読をお願い致します。