いでたち通信は点字に翻訳し、視覚障害者に配布されています。
 
  
 

1.街のごみ拾い!! 横浜環境行動賞を頂いて            岡 力

 春夏秋冬、早朝の季節の移り変わりを肌に感じながら、路上の煙草の吸殻、缶、ビン、マスク・・などのごみを拾う。寒空に星の瞬きを見ながら、0°~2°C、手足の指先が痛い。東の空が白む頃戻ってくると、全身がポカポカと暖かい速歩のウオーキング。19年前はバス停に吸殻入れがあったがその後、市では公の場所には一切ごみ箱を置かないことになった。1時間で2~300本の吸殻を拾ったが、一箱440円の今日この頃は70本前後に。マナーも良くなったか??横浜市では自分のごみは自分でお持ち帰りを!!守れないのが凡人、だから拾う人は目立つ!!5時15分決まった時間に自転車の若い女(ひと)がおはようと声をかけあう ♡ ♡。
 早出、残業の突貫工事、あの頃を思い出しながら45Lのごみ袋に、つまようじ、マスク、缶、錠剤、たべものの容器など火箸に摘んでは歩く。街灯のおかげで小さなごみもよく見える。70年前、田舎で真っ暗な夜道を、蛙の声だけ。腹を空かして、夜露を踏んだ。そんな田舎にもB29が。家々は灯火管制。
 始発のバスが来る前、人目が恥ずかしい。しかし誰が知らせたか、横浜市長林文子様からお手紙が。びっくり!!ごみ拾いで表彰されるとは・・・。

 (編集者注:岡さんは平成24年12月1日、平成25年度横浜環境行動賞を受賞されました。この賞は横浜市が、地域でのリサイクル活動、分別指導、啓発活動など、様々な環境行動により「ヨコハマ3R夢」の推進に功労のあった個人又は団体等を表彰するものです。)

  
   2.えびとパプリカのチーズ風味炒め                 畠山 工

 素材分量2人分、 
帆立貝柱6個、ねぎ5センチ、しょうが2分の1片、にんにく2分の1片、赤唐辛子1本、 ごま油大匙1杯半、塩少々、酒大さじ2、片栗粉大さじ1、しょうゆ大さじ半分、みりん大さじ半分、
1)ねぎ、しょうが、にんにくはみじん切りみする。
2)赤唐辛子は種を取り除き、小口切りにする。
3)帆立は厚みを3等分に切り、塩少々と酒大さじ半分と片栗粉をまぶす。
4)フライパンにごま油大さじ半分を熱し、帆立をさっと炒め、取り出す。
5)フライパンに残りのごま油を熱し、ねぎ、しょうが、にんにく、赤唐辛子を入れてじっく   り炒めて香りを立たせる。
6)帆立を戻して炒め合わせ、残りの調味料を加えて手早く絡める。
7)器に盛りつけて、好みで香菜をあしらう。

   エネルギー218キロカロリー、 塩分1.2グラム、


3.「思いつくままの走り書き」第132回 -大風呂敷と夢の狭間で-   中村 斉

 何度も公言した僕の例年の新年の決意。「今年こそ、宝くじをあてて、ライブハウスを建てます」 何度も思った「宝くじが当たったら、ライブハウスを建てるぞ」と。手元に元手の3000円の持ち合わせが無い月もあったものの、年間4度の「ジャンボ」と名の付く宝籤ははずさず購入した。40歳過ぎから買い続けて83歳の今日まで、ちょっとだけ「今回はやったね」と笑顔が綻んだのはただの1回だけ、しかも最近では中高生のお年玉程度の金額、一金壱万円でありました。ライブハウス一軒を立てるには遠く及ばぬ金額であった。
 ライブハウスといえば若者にも年配者でもカラオケ好きの方なら理解していただけそうなので、公式にはそのように話しているのだが、実は私が本当に建設したいのは視覚障害者のための集いのための建物です。細かく言えば小規模ながら視覚障害者が、日常的に集うことの出来るたてものです。それは視覚障害者のお城をいうのではなく、どなたとも交流のできる建物で、僕なりに駄洒落て、「愛eyeホール」などと名前をつけていた。
 佐村河内氏ではないが、製図では書き表せないので、メモ程度に構想を書いてみたい。
 ・交流ホール50席と、ほぼ同面積の演奏スペース(音楽ポエムコンサート講演やパブリック  ビューイングなど開催)
 ・眼科保険指導
 ・視能訓練
 ・喫茶と軽食コーナー
 ・談話室
 ・調理実習室、対面朗読室

しかし、ようやく宝くじ当選を目当てにしていては適うものではないことに気付いた次第である。あと自分の寿命は何年かわからないが、みなさんと話し合ってみる価値は十分あると最近は考えている。私はまだ83歳、過去には20万円の缶詰貯金箱をギュウギュウ詰めにして沖縄慰霊のたびを実行した経験はあるのだが・・・。


 4.編集後記                           菊地 賢三

 家の近くの大船観音様の裏山で、3月15日にウグイスの初鳴きがありました。昨年は3月5日でした。雪のせいでしょうか少し遅いようですね。地鳴きの頃はジャッ、ジャッと地味に鳴き、藪の中で姿も見せませんが、徐々に高いところで鳴くようになります。つっかえつっかえで、たどたどしい鳴き方も、ひと月もすると、立派に縄張りを主張し、メスを呼ぶ綺麗な声になります。若かりし頃を思い出し、ガンバレと応援したくなりますね。

 (このいでたち通信は点字版も作成し、個々に郵送しておりますが、今号228号は点字プリンターの不具合によりまだ発送しておりません。御関係の皆様にご迷惑をお掛けしております。)



 

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