1. |
歩け歩け |
菊地賢三 |
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年をとってからの健康維持にはよく食べ、楽しく過ごすほか、肉体の方は筋肉トレーニングのような過激な運動よりも、体内の脂肪や老廃物をゆっくり燃やす有酸素運動が良いといわれています。水泳やプール歩きも良いのですが、最も手軽なのは早歩きと私は思っております。自宅からピアハッピー栄まで40分、同じく朝比奈まで一時間半は、バスより歩く方がいいねという距離です。早歩きと大また歩きに心がけ、目安は時速6km、一歩90cm(これは横断歩道の白線間隔)です。もちろんゆっくりも楽しいのですけれど、一日片道1時間程度は歩きたいものです。
先日、栄区視覚障害者福祉協会の東京の神代植物園等での研修に同行しましたが、皆さんよく歩かれていました。車中のおしゃべりも活発で、食事はばらばらでしたので分りませんが多分健啖であったと思います。食べる、話す、歩くの三つがあるから皆様が大変健康であることを実感いたしました。
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2. |
枝豆の白あえ風サラダ |
畠山工 |
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素材分量4人分、
枝豆300グラム、きゅうり1本、こんにゃく3分の1枚、
木綿豆腐3分の1丁、練り白ごま大さじ3、塩少々、しょうゆ小さじ3、
みりん大さじ1、だし汁大さじ3、酢大さじ1、
(1)枝豆は塩ゆでにし、さやから豆を出しておく。
(2)豆腐はしっかりと水気を切っておく。
(3)きゅうりは薄く小口切りにし、塩もみにしてしぼる。
(4)こんにゃくは1.5センチの角くらいの薄切りにし、ゆでてあく抜きをし、しょうゆ
とみりん小さじ2ずつで軽く炒りつける。
(5)残りの調味料を混ぜ併せてドレッシングを作っておく。
(6)ボウルに枝豆、きゅうり、こんにゃくを入れ、豆腐を手でくずし入れて混ぜ併せ
る。
(7)器に盛りつけてドレッシングをかける。
エネルギー201キロカロリー、 塩分1.8グラム
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3. |
一句拝見(いでたち5月いろは句会より) |
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青梅とずぶぬれの縁眺めいし じゅんのすけ
老鶯の去りて庵の雨戸くる おさむ
落椿中に蕾の二つ三つ まさひろ
城ケ島朝靄の中卯波立つ きよし
潮干狩りあちらこちらに狩りしあと よしお
大漁旗立て卯波切り船帰る たけこ
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4. |
「思いつくままの走り書き」第112回 ―鳴き竜と満開の薔薇と―
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中村 斉 |
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5月16日(水)前夜の雷鳴や稲妻と雨風はどこへ行ったやら、前夜の冷え込みは何だったのだろうかと思わせる晴れた空とすがすがしい陽気に恵まれ、栄区視障協会員一向はガイドヘルパーさんと賛助会員さんの目をお借りして平成24年前期の福祉バスによる「移動研修会」を行なうことができた。目的地の神代植物公園は、これまで何度か候補に上ったのだが、そのたびに、途中に「手洗い」をする場所がないということが難点となって候補からはずされていた。高齢者の移動の際には、「手洗い」の確保は必須の条件。それにしてもあの好天に恵まれたのは・・・この度も担当の山口氏の日頃からの情報収集の努力への天からのご褒美と解した。畠山会長の持論「会員のみなさんの日頃の行いのよかったこと」論にもうなずきたいが。
さて、植物園への到着時刻が昼食近くになり、自由行動としたので、おのずから「花組」「だんご組」にわかれたが・・・そこは年の功、過不足なく花もだんごも楽しんだようだ。
一輪ずつを愛で、香りを鑑賞し、言葉をかけるSさんの「薔薇を愛でる人ぶり」はまったく優雅な貴婦人の姿を思わせたそうだ。音に聞いた深大寺そばに「うまかったを連発する傍で「そば粉十割のそばと郷里で幼少時に味わったそばとの味を仔細に検討している者もあった。「所変われば品変わる」などと簡単にすませてしまう小生などとは異なる彼は学究肌のグルメであった。 バスガイドさんお奨めの長野の善光寺門前から出張販売しているというの「おやき」は、「美味なれど焼き上げるのに油を多用しすぎた感アリ」が私のコメント。でも「また食べたい」も実感。
参拝予定地の最後は、高幡不動。その大日堂では不動明王に拝礼し併せて鳴き竜の声を聞いた。日光薬師寺のそれとどちらがどうと比べるつもりはないが、天井に描かれた竜の画法の違いや妙音を聞かせていただく手順の違いがあり「芝居好きの私には演出」という観点から大いに興味があった。帰宅してから広辞苑で、物理としての妙音の原理を確認したり、鳴き竜現象を聞ける場所を思い出してもみた。近隣では鷹取トンネル、また上野の科学博物館の玄関でも拍手してみた記憶がある。帰路のバス中は、さながら「まとめ」の集会だった。花の色を語り、香りを語り、木立を縫う風の爽やかさを褒めカラオケの一曲も歌わず、寺の伽藍について感想を述べ合い次回の研修会の目的地、さらに次回の役割りへの立候補の表明の発言まで及んだ。また車内での会話にガイドヘルパーさんの視覚情報が話し合いを深めるのに有効であったことも確認しておきたい。
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5. |
編集後記 |
井上 進 |
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災害や事故のニュースは絶えることがありません。この5月の連休中にも悲惨なニュースが多発しました。その中で、関越道で大型バスが道路わきの隔壁につっこんで縦に串刺し状態となり、乗客7人が亡くなるという事故がありました。報道によると道路わきのガードレールと隔壁の間に空間があったことで事故を大きなものにした。もしガードレールと隔壁が繋がっていたらこうはならなかったとありました。
思い出したのは、私の現役時代に工場で取り組んだ、フールプルーフともバカヨケともいわれる事故防止対策のことです。人はだれでもうっかりしていてミスを犯します。それは人間である以上さけることはできないことです。そのうっかりミスがあっても、大事に至らないような対策をあらかじめ取っておくのがバカヨケです。取り組んでみると、費用を掛けないでも、ちょっとした工夫でできることが数多くありました。
この事故は「ドライバーの居眠り」で起こりました。対策として、運行管理の体制を整えたり、ドライバーの過労防止策などに取り組むでしょう。が一歩進めて、ドライバーが居眠りしたとしても大事に至らないような、事故の根元にせまるバカヨケができたらと思うのです。
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