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敬老の日をお祝いする会

 菊地賢三丸山弘人
 さる9月20日の敬老の日に、私の住む町内会でお祝い会がありました。1400所帯で70歳以上のかたが107人お住まいになり、65人が出席されました。一人当たり鶏のから揚げ1個、ウインナーソーセージ2本、ハム1枚、ポテトサラダ50g、ミニトマト1個、レタス1枚、枝豆、乾きもの、サンドウイッチ、漬物それに持ち帰り用の赤飯とバナナを用意し、瓶ビールは二人に1本、日本酒にジュースも用意しました。
 例年の準備と大きな変わりはありませんが、お集まりの皆さんは大変お元気でかつ健啖家で、食べ残しはあまりありませんでした。もしかすると足らなかったのかもしれません。それでも冷房は強くしないでとか、暖かいお茶をという要請がありました。
私は準備のほか当日の受付や下足番を担当しましたが、皆さん靴を脱いだり履いたりするのは大変苦労されていました。土足のまま会場に入れるようにするとかの工夫も必要と思いました。暖かくお迎えしたいとは思いつつ、まだまだお一人お一人の苦労は分からなく、環境整備に更にきめ細やかな勉強が必要と感じました。

2 豆腐とチンゲン菜の炒め煮 畠山工
素材分量2人分、
木綿豆腐半丁、チンゲン菜2株、ごま油大さじ1、
しょうゆ大さじ2、みりん大さじ2、酒大さじ1、
(1)豆腐は軽く水切りをし、手で4から6つに割る。
(2)チンゲン菜は根元を切り落とし、1センチはばのざく切りにする。
(3)フライパンにごま油を熱し、豆腐を入れてかるく焼き色がつくまで炒める。
(4)チンゲン菜と調味料を加えて混ぜ合わせる。ふたをして、チンゲン菜がしんなりし、味がなじむまで煮る。
エネルギー184キロカロリー、塩分2.5グラム

3 一句拝見(いでたち10月いろは句会より)  
秋の風里山の木々ざわざわと       まさひろ
近づけば芒のどれもほどけおり      じゅんのすけ
名月も隣家に移り雨戸閉め        おさむ
池に映えまぶしく揺れる秋桜       こうじ
ホトトギス群れをはなれて咲くものも   たけこ

思いつくままの走り書き」 (92) ダリ・ダリ・ダリ様 中村斉
あの「帰ってきたよっぱらい」の主人公は天国への階段を登っていったが、「もっとマジメにヤレー」と一括されて地上へおいかえされることになる。10月9日に開催された横浜美術館の、「視覚障害者対象の美術鑑賞会」に参加した。スタッフが予め選定してくださった作品のうち私は、ダリの作品と下村観山の作品を鑑賞した。先ずはシュールレアリズムの画で頭を柔かくしようと大それた考えでダリの作品「暁 英雄的な正午 夕べ」に対面した。鑑賞の助言者の女性お二人が、作品の構図や描かれている画材、色彩、画調などを説明してくださる。左右に扉が描かれ、その扉に錠・ヘルメットをかぶった男性・蟻・女性の顔が描かれ、三人の男性が一人の男性に得物を振り上げて襲いかかろうとしている隣の画面には、下半分に男性の下半身から入道雲が湧きあがり、頂上が崩れかかりその下部は女性の上半身と思われる形になっていて、雲に向かって飛ぶ鳥達のシルエットが、女性の顔の輪郭や表情を描き出している。などのように説明してくれた。妻も話の輪に加わって細部にわたる説明。かなりの情報量で小さな脳ミソの能力ではどうにも処理できないほどだ。でもその情報を頼りに頭に画面をえがいてみた。僅かの予備知識もかき集めて、この大作のおよその姿がイメージ出来たものの、ダリの意図したものが読み解けない。物語性のある作品というのだが、物語りは私には綴れない。多分この作品の中にはダリの生まれたスペインや西欧の神話か御伽噺が隠されているのだろうが、私には手の届かない世界か・・・。
ダリの作品について沢山の宿題をいただいて「もっとマジメニヤリマース」と辞さざるを得なかった。でも楽しい宿題だ。家に帰ってダリのプロフィールを検索したら、あの文字盤が波打つようにひしゃげた「狂った時計」の作者でもあるのだ。無知な自分を恥じる。でもいいさ、これからダリ様の「暁 英雄的な正午 夕べ」の意味を読み解くのだ。ダリ様の広い掌でしばらく遊ばせていただくことにしよう。
 下村観山作「小倉山」についてはこうを改めたい。(2010.10.30記)

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編集後記

井上進

 11月6日秋晴れの日、栄区民まつりが開かれ、今年も11組のボランティアグループが参加してボラ村を開設しました。ボラ活動の紹介と会員の勧誘が目的ですが、人集めのスタンプラリーに関心を示すのは子どもがほとんどです。それが分かっていますから、各グループの出しものは子ども向けのものが多いのです。新たな趣向を凝らしたグループも多い中、「いでたち」の出しものは「家具の転倒防止器具」の展示と「どんぐりのこま回し」で、昨年と変わり映えのしないのが気になりました。でもいいのです。お祭りですもの。こま回しに夢中になる幼児、貰ったこまを喜んで持ち帰る姿を見るのも楽しいものです。
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いでたち通信は点字に翻訳し、視覚障害者に配布されています。