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まちあるき点検 

丸山 弘人
 昨年11月13日に、本郷台駅周辺地区におけるバリアフリー化を推進するための「まちあるき点検ワークショップ」が、栄区区政推進課と横浜市道路局企画課により開催され、栄区視覚障害者福祉協会からは畠山さん、中村さん、井上さん、樋浦さんが参加して、三つのコースに分かれてまちあるき点検をし、点検内容をコース毎にまとめ、その結果を発表し、意見交換をしました。
 私は樋浦さんと一緒に栄区役所、本郷台駅前広場、駅構内、マツザカヤストア、駅前郵便局、法務局栄出張所、栄区役所のコースを点検しました。視覚障害者にとっては、点字ブロックと交通信号の音声案内が頼りであり、車イス利用者にとっては、歩道が狭くなっていることと車道に向かって傾斜していることがバリアとなっていることが指摘されました。具体的には、本郷台駅前の点字ブロックの位置を変更して欲しい、栄警察署玄関へ誘導する広場と本郷台駅前郵便局への歩道に点字ブロックが欲しい、マンホールの所で点字ブロックが欠けている、本郷中学校前の信号の押しボタンの位置が斜面上にあり危険であるなどが挙げられました。状況が改善されるまで、地道に注視しながら声を出し続けたいものです。

2 韓国風牛肉と大根の煮込み   畠山工
 素材分量4人分、
牛肉(カルビー)200グラム、大根700グラム、大根の葉適量、干ししいたけ6枚、
赤唐辛子1本、しょうが半片、サラダ油大さじ1、酒大さじ4、しょうゆ大さじ5、
砂糖大さじ1、みりん大さじ3、
(1)干ししいたけはぬるま湯でもどして軸を切り落とし、大きければ半分に切る。もどし汁に水を加えてカップ1杯半にする。
(2)大根は厚めに皮を剥き、厚さ2センチの輪切りにして半分に切る。葉はざく切りにする。
(3)赤唐辛子はへたを取って種を取り出す。しょうがは薄切りにする。
(4)鍋にサラダ油を熱して牛肉を炒め、大根としいたけを加えて炒め合わせる。
(5)水を加えたもどし汁と酒を入れ、煮立ったら火を弱めてアクを取る。
(6)赤唐辛子、しょうがとしょうゆ以外の調味料を加えてふたをし、20分ぐらい煮る。
(7)しょうゆを分量の半量を加えてさらに15分位煮て、仕上げに残りのしょうゆと大根の葉を加えて5分ぐらい煮る。
 エネルギー307キロカロリー、塩分3グラム

3 一句拝見(いでたち12月いろは句会より)  
山頂の赤い鳥居に初雪か       まさひろ
石段に積もる落ち葉を踏み詣る    じゅんのすけ
寒北斗 秘めたる光 青白く     あいこ
「思いつくままの走り書き」(82) ―旬―   中村斉
 食べ物の旬を語るとき、山口素堂の一句「目に青葉 山ホトトギス 初かつお」が引き合いに出される。若葉の頃の鰹の刺身は魅力的だ。
 昨年新嘗祭を過ぎた頃「いまが最高においしい時期ですから」と、思いがけないお品をいただいた。 「ぜひ召しあがってください」と言葉が添えられたその物は、読者の皆さんには、ヒントなしでは推測しにくい物だった。お正月の楽しみにヒントを差し上げ、頭の体操お願いしたい。ヒント@鎌倉名物 A義経と静御前 さて、いかがですかな。晩秋から初頭の頃が旬だというこの贈り物は何でしょう。
 正解は、「夫婦まんじゅう」。かつて白旗神社社殿前に在ったという義経、静にちなんだめ岩に模して作られた松風堂東庵自慢の夫婦まんじゅう」である。「特に白い方のまんじゅうの材料として用いるのは上新粉(じょうしんこ)・実りの秋の新米をひいた上新粉を使った晩秋の夫婦まんじゅうは特に、おいしいのです」という主人の説明に納得。まんじゅうにも旬があるとは初耳。ところで、秋の鰹はあぶらが乗って初夏の味とは違ったおいしさがある。店によっては「とろ鰹」などと呼ぶ。鰹に二度の旬があるならば、わが人生の二度目の旬をどう努力したら獲得できるだろうかと思案などしたりして、楽しい松の内でありました。

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編集後記

井上進

 今年も元旦は山道を歩いての初詣でから始まりました。鎌倉に隣接する地区にあるわが家から、早朝妻と二人で、住宅街を抜け山道に入り、天園―半僧坊―建長寺―鎌倉鶴岡八幡宮と約二時間、林のかおりを感じながらの行程です。すれ違う人と新年のあいさつを交わしながら。
家に帰ってからの、お屠蘇と雑煮の味は格別です。そして明るい日差しの中、ほろ酔い気分で、いただいた年賀状に目を通します。新年のこの習慣は欠かせません。
 二日から三日は娘夫婦が五歳の孫娘を連れてきて、子ども中心の賑やかな正月でした。
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いでたち通信は点字に翻訳し、視覚障害者に配布されています。