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教えられたこと

丸山弘人
 栄区視覚障害者福祉協会の月例会で、横浜栄・防災ボランティアネットワークが防災講座としてクロスロードゲーム(危機管理の際のリスクコミュニケーションの手法として活用されている)をすることになり、事前にSPコード付資料を会員の皆さんに読んでいただいた方がいいだろうと、私が配布することになりました。そこで、山口さん宅からスタートしましたがお留守で、畠山さん、小川さん、井上さんと皆さん外出されていてお会いすることができず、郵便ポストに入れてきました。ヤットお会いできたのが樋浦さんで、たまたま豊田地区センターから出て来られたところでした。センターの向かいの金木さんもお留守でした。林さんも不在でしたが、お母さんにお会いできました。配り終わって、私は一人で笑ってしまい、いや恐れ入りましたと感心してしまいました。皆さんは、元気に活発に日々行動しておられます。私も家の中でゴロゴロしている場合ではないぞと、強く教えられた清清しい体験でした。

2 長芋ときゅうりの唐辛子合え  畠山工
 素材分量2人分、
長芋80グラム、きゅうり半分、みょうが1個、赤唐辛子半分、
酢小さじ2、しょうゆ小さじ2、みりん小さじ半分、
(1)長芋ときゅうりは、3センチ位の長さに細切りにする。
(2)みょうがは、縦半分に切り、さらに細切りにして水にさらし、水気を良くきる。
(3)赤唐辛子は、種を取り除いて輪切りにし、他の調味料と混ぜ合わせ、ドレッシングを作る。
(4)細切りにした長芋ときゅうりを器に盛り合わせ、ドレッシングをかける。
 エネルギー38キロカロリー、塩分1グラム

3 一句拝見(いでたち6月いろは句会より)  
桐の花登る箱根路雲厚く      成田真啓
夕立を抜けたる先は県境      斉藤準之助
週二回風呂が楽しみ梅雨に病む  宗像 普
青葉して裏山道の薄暗く       千葉 宰
雪の壁見てきた話うらやまし     中里武子

思いつくままの 走り書き」(77) −六つの点を旗じるしに− 中村斉
 社会性を持つ生き物と言われる人は、好むと好まざるとにかかわらず何かの集団に所属している。少なくとも現在私は栄区に住み、したがって横浜の市民という集団の一人だ。集団は分類の仕方によって様々に変化する。自分の所属する集団を誇りに思う人もそうではないと思う人もあるものだ。若い純粋な子ども達は、自分の所属する集団に誇りを持ち、集団が向上することを望む。一つの課題を与えれば集団対集団の競い合いも始まる。また、自分の集団の代表が、単純なゲーム、例えばジャンケンでチャンピオンにでもなれば、代表を讃え、歓びを分かち合うだろう。私は、社会学まがいの理屈を並べすぎた。私は辻井さんのピアノコンクールでの第一位入賞を素直に喜び、彼を誇りに思う。
 最近様々な会合に視障協の代表として参加し発言する機会が増えてきた。戦国の武士が合戦のおり、背に旗標し(はたじるし)を背負い軍功を競ったほどの力みはないが、さしづめ6点を2・2・2と表記する、点字の「め」を旗標しとして誇らしく心に掲げ、「自分が所属する「視覚障害者集団」を強く意識して、感じたことや思う所をきっちり述べたいと心に決めている。

今月のお知らせ               
 榮区役所に電気自動車が配車されたそうです。ご存じだと思いますが、電気自動車は、公害を出さない半面、ガソリン車に比べ音がごく小さいため、視覚障害者には危険性が高いといわれています。
 栄視覚障害者福祉協会では、7月15日(水)定例会の後、13時30分より区役所で、その走行を実感するための見学会を実施します。また引き続いて音響信号機設置の陳情を検討している本郷石橋交差点の実地検分も予定しています。多数の方々の参加をお待ちしています

編集後記

井上進

 梅雨でうっとうしい日々が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。晴れると真夏日となりますが、雨模様の日は気温が低くなり、過ごしやすい一面もあります。雨が降りそうで降らない早朝の散歩は涼しく気持ちが洗われるようで快適です。ぜひ実感してみて下さい。
 先月号の点字版の配布が、点字印刷機の故障、修理のため、3週間おくれての配布となりました。この欄を借りてお詫びいたします。
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いでたち通信は点字に翻訳し、視覚障害者に配布されています。