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OG会 |
馬場威力 |
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6月4日の午後の一時、ささやかな集まりをわが家で開催した。7年目を迎えたパソコンの使い手の杉山さんと宮城さんをお招きしての慰労・感謝の集まりだった。それは7年前の真夏の暑い時に、好奇心に燃えておられた3人の視覚障碍者の方々にパソコンを勧めてきた、その実演のデモンストレーションを忘れないためのものだった。また、その内のお二人の方が、真夏の炎天下から冷たい秋風が吹き渡るころまで毎週1回、2時間よくも頑張り続けられたもの、その努力の積み重ねを忘れてはならない、ためのものであった。
慰労会は、わが家のお隣のバラの花を観賞、電子ピアノでホームコンサート、合唱、おしゃべりであっという間に夕方になりお開き。次回は10周年の集まりを2010年の夏に期待している。
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オクラ冷やっこ |
畠山工 |
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素材分量2人分
オクラ5本、絹ごし豆腐半丁、かつお節(糸がき)適量、
焼きのり(もみのり)適量、だし入りしょうゆまたは麺つゆ適量、塩適量、
(1)オクラは塩少々をまぶしつけ、沸騰した湯でゆでて、ザルに上げて粗熱をとる。
(2)ゆでたおくらのへたを取り、縦半分に切り、種をスプーンなどで取り除く。包丁で細かくたたき、なめらかにする。
(3)豆腐を6等分に切って盛りつけ、たたいたオクラ、かつお節、もみのりをのせる。しょうゆまたは麺つゆをかけて食べる。
エネルギー54キロカロリー、塩分1.2グラム
(5)器にいかを盛り、焼いたねぎとすりおろしたしょうがを添える。
エネルギー220キロカロリー、塩分2.2グラム
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一句拝見(いでたち6月いろは句会より) |
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満開の薔薇の垣根を濡らす雨 こうじ
草茂り人里閉ざす谷戸の道 まさひろ
古よしず捨てられてあり茂り中 ひろし
夕立や旅人を追う峠越え じゅんのすけ
夕立に四つ数えて雷走る おさむ
神の藪竹皮脱いで散りしまま たけこ
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4 |
「思いつくままの走り書き」(45)18.44メートル |
中村斉 |
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「関東地方は梅雨入りしたと思われる」と発表されたが、一夜明ければ雲一つない青空。風も清清しく昼食は外食と意見が一致して桂台へ向かう。電動アシスト車椅子のお陰で、坂道の多いこの地域を妻の細腕でも散策出来るのは嬉しい。老鶯が素晴しいのどでつややかに歌う。いや説法中なのかも知れない。きじ鳩が、のどかな声を聞かせ、シジュウカラはピース、ピースと平和を訴える。甘く気品のある、ほのかなばらの香りを胸いっぱい吸ううちに蕎麦屋に到着。鰹節の効いたそばつゆに葱とわさびのかおりが鼻をつんとついて、腹の虫がグーと呼んだ。日頃聴覚や嗅覚味覚等に頼る私だが、大学野球選手権大会のMVPに選ばれた早大の斎藤祐樹の発言にびっくり。「早実」の監督に「マウンドでの感覚を大切にし、18.44メートル離れた打者の臭いをかぎ分けろ」と指導されたという。すごい感覚をハンカチ王子は磨いているらしい。
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水虫と感染 |
健康歳時記より |
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5人に1人とも、4人に1人とも言われる水虫患者。特にサラリーマンの場合は、4割の人が水虫だと言われています。困ったことに、水虫は感染します。水虫の人の皮膚からはがれ落ちた角質層には、水虫菌(白癬菌)が生きたまま残っています。この水虫菌を他の人が裸足で踏みつけたり、足ふきマットやスリッパを共用したりすると、水虫が移ることがあります。家族に水虫の人がいる場合は、特に要注意です。しかも、気密性の高い最近の住宅は、人と同様に、カビにとっても暮らしやすい環境です。水虫菌は人に寄生するチャンスを、いつもうかがっています。
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ハイブリッドカー (4) |
中区障碍者連合会 池田信義 |
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今まで考えられなかった音なし自動車、ハイブリッドカーの出現は、近い将来、視覚障碍者、中でも全盲者にとって大変危険なバリアーになることが予想される。
単独歩行可能なエリアで時々経験するわけだが、歩行中前方から来る車を避けるため、はじに寄って立ち止まり、やり過ごしたものと思い、歩き始めると後続の車があり、はっとしたことが再三あった。
大きなエンジン音の車両のあとに比較的静かな乗用車が続く場合によくあるケースだ。これは、前の車の音で、後ろの車の音が聞こえにくくなるからだ。
視覚を失い、残った感覚をフルに使って移動する際、聴覚が最も重要な感覚となる。したがって、ハイブリッドカーが普及することは、大きな危険要因として考えざるを得ないだろう。これは、工事現場の騒音と通行する車、またごみ収集車が発する騒音などなどきりがない。
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7 |
編集後記 |
井上進 |
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つい先日、市主催の防災ライセンス講習会に参加しました。そこで移動式炊飯器、仮設トイレ、応急給水栓などの生活用具、それにエンジンカッター、レスキュージャツキー、発電機などの救急用具の操作実習を受けました。完全にマスターするまでにはいたりませんでしたが、少しはお役に立てるでしょう。
この講習を通じて痛感したのは、やはり自分の身は自分で守ることの重要性でした。たとえばトイレの問題は深刻です。地域防災拠点には仮設トイレを2基ほど備えていますが、少なすぎて、たちまち困ってしまうでしょう。この講習で最大の収穫は簡易トイレの存在を知ったことです。紙の箱を組み立て便座とビニール袋を装着して用便を済ませたら、ビニール袋を密閉し、ゴミ袋に移すというものです。安価で、軽く持ち運びでき、ビニール袋さえあれば何回でも使用できる優れものです。近日中に買い求め災害時の持ち出し用品に付け加えてにおこうと思っています。
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