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1.素晴らしい笑顔 |
馬場威力 |
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春の午後のひと時を、白杖、電動車いす、車いす、ガイドの方々と中区の中心街のバリアフリーがどの程度進んでいるのかを調べるために歩いた。障害をお持ちの3人の方は、とても熱心だった。特にNさんは、独りで磯子から関内まで電動車いすで往復。
調査を終えた夕方、Nさんと一緒に関内から磯子まで同行して驚いた。まず、関内の駅員に磯子まで行くことを告げたのだが、基本的には、50音表を車いすにつけておき、よくは動かせない指を巧みに使っての会話だったことだ。そして、笑顔一杯の駅員のエスコートでエスカレーター、そして電車に無事に乗れたことだ。
Nさんが磯子の改札口を出る時、その駅員が見せた天下一品の笑顔、それは、Nさん、お帰りなさい。半日もの外出で、さぞお疲れになったことでしょう、と言っているような微笑だった。
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わかめとツナ缶のあえもの |
畠山工 |
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素材分量2人分、
わかめ(塩蔵)5グラム、ツナ缶2分の1缶(75グラム)、しめじ25グラム、
酒少々、しょうゆ小さじ半分、砂糖小さじ半分、
(1)ツナ缶は、汁をよくきってほぐしておく。
(2)しめじは、根元を切り落とし、バラバラにして酒をふり、鍋でしんなりするまで蒸し煮にする。
(3)わかめは、水洗いし、熱湯にくぐらせて一口大に切る。
(4)ボウルにツナ、わかめ、しめじをいれ、砂糖、しょうゆを加えて混ぜ合わせ、器に盛る。
エネルギー105キロカロリー、塩分0.5グラム
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一句拝見(いでたち2月いろは句会より) |
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梅が香を浴びて一人バスを待つ こうじ
冬萌えの里の畦道夕日あり まさひろ
梅が香の念仏を説く古刹の師 ひろし
紅梅の早や散り急ぐ縁側に じゅんのすけ
立春の半袖になり庭仕事 おさむ
紅梅にまもられ頭のなき地蔵尊 たけこ
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「思いつくままの走り書き」 (38)-福祉のまちづくり- |
中村斉 |
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保健福祉局・福祉保健課発行の「福祉のまちづくり平成17年度のあゆみ」を読む。報告書全26ページにSPコードが添付され、視覚障害者の情報取得のバリアを一つ取り除いたことは特記したい。さて内容は、視覚障害者の関心の高い「音の出る信号の設置」に付いては、所轄が異なるのでふれられていないのが残念。主として福祉のまちづくり重点推進地区の活動・啓発活動・バリアフリー化の実績等を列記。ちなみに、市内の駅の昇降機の設置率は78%。栄区関連では大船駅に昇降機・多目的トイレが設置され(本郷台駅は既設)上郷地区センターに、多目的トイレを設置。誘導ブロックも同所ほか1箇所に敷設。数字の上ではバリアフリー化が進んだ。読後私は、設置されたものの、利便性などの利用者による検証と今後の課題の明記の必要性を感じた。福祉のまちに至る道程は遥かだが、改善のあゆみを速め、せめて未解決の課題が十指で足るくらいになる日の一日も早い到来を強く望む。
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[春キャベツ] |
健康歳時記より |
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キャベツと言えば一般的に思い浮かべるのは、秋から冬に出回る冬キャベツですが、やや固めなので、煮物やいため物に向いています。冬キャベツとは対照的に、早春から初夏に出回るものが春キャベツです。葉がやわらかいことが特徴で、生のままでも十分な甘みがあることからサラダなどに向いています。
キャベツの原産地は地中海沿岸からアジアと言われていますが、最初に栽培されたのは数千年前と考えられており、日本に渡来したのは、約800年前とされています。初めに伝わったものは、球にならない葉キャベツで観賞用だったようです。食用となる現在の形のキャベツの渡来は明治時代に入ってからと考えられています。明治の中頃に東京・銀座の洋食店が、カツレツにキャベツの千切りを添えて出したところ大好評となり、それを契機に、トンカツの普及に伴ってキャベツの生食が伸びてきたと言われています。
キャベツ特有のビタミンU(キャベジン)は、抗潰瘍作用があるといわれており、胃粘膜の修復や新陳代謝の活性に役立ちます。また、肝臓に余計な脂肪がつく脂肪肝の予防にもよいと言われています。ビタミンCも豊富に含まれており、かぜの予防や疲労回復、肌荒れにも効果的です。さらにカロチンやビタミンKも含まれているので、育ちざかりの子供から年配者まで、広く健康維持に向いている食材と言えます。
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白杖と車椅子とが共存できる道(3) |
南区 関幸夫 |
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つけながら歩いてみた。私が感じたことは
1 靴底に伝わる感触は点字ブロックほどではないが、充分にわかる。片足をこの新材料に、片足を従来のアスファルトにおいて「すり足」で歩くと、その感触の違いがよくわかる。
2 白杖で新材料と従来のアスファルトを叩いてみると、手に伝わる感触と音の違いがよくわかる。各種の点字ブロックよりも「これは新材料だな」とすぐにわかった。
3 白杖を道路上をスライドさせたが、これも滑り方が全然違うので、その差がよくわかった。
4 このように、道路上に凹凸が全くないことから、つまづくことはありません。
これらの結果からすると、点字ブロックに代わるものができるはずだ。大いに期待しています。
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ガイドヘルプで幸せを味わう |
池田勝敏 |
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久し振りにガイドヘルプの依頼を受け、視覚障害者の方と一緒にバスに乗った。横浜市を走る半分くらいのバスはノンステップバスになったと言う。当事者の団体が一生懸命運動し、行政とバス会社の幹部を動かしたと聞いた。バスに乗ると座っている人が立ち上がって席を譲ってくれる。電車に乗っても同じだ。電車を降りホームのエレベーターに向かうと、見知らぬ人がエレベーターのドアを押さえて待っていてくれる。私はお礼を言いながら心の中で幸せを味わう。
何年か前に比べるとハード(ノンステップバスに改良)やソフト(乗客の振る舞い)が随分改善され障害をお持ちの方が市民権を得てきていることを実感する。これからも、ますます住みよい社会が出来るようみんなで努力していきたい。
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編集後記 |
井上進 |
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前号に掲載された中村さんの「階段を四つ這いで登る」を読んで、車椅子は4人もいれば担ぎ上げられるのに、だれもその労をとらないのかと思いました。しかしその30段ある階段を見て、考えが変わりました。車椅子の担ぎ上げ下げは危険だし、乗っている人もこわくて気が気でないでしょう。つらいことですが、四つ這いで上り下りするのがこの場合安全で安心できる方法だと感じたからです。それにしても、それまでして歌いたいという中村さんの勇気と熱意に敬服しました。
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