1 本年もよろしく 馬場威力
 あけましておめでとうございます。
毎年毎年、お正月を元気いっぱいに迎えてきました。今年もまた、今まで以上に 今年こそ と気力も充実して元日の朝を迎えました。
一つには、昨年10月に心機一転、放送大学に入り社会と福祉というテーマで、この人生勉強を改めて始めたからです。
また一つには、昨年以上に皆様のご意見でこの紙面に飾りながら、内容豊かなものにして行くつもりですが、その原稿集めを読者の皆様にメールで、電話で直接お願いすることにしたからです。
 いでたち通信をお読みいただいている皆様方のお陰で、このいでたちの機関紙も128号を発行するに至りました。
 今年もまた、私たち編集委員も努力しますので、皆様のご協力をぜひお願いいたします。

2 白菜と鮭のしょうが 畠山工
 素材分量2人分、
白菜8分の1玉、生鮭2切れ、しょうが1片、
酒大さじ1、しょうゆ大さじ2、みりん大さじ1、
塩小さじ4分の1、
(1)白菜は芯の部分を幅3センチ、長さ4センチ程度のそぎ切りし、葉は大きめのざく切りにする。
(2)しょうがは皮をむいて薄切りにする。
(3)カップ2杯の水に調味料を溶かしておく。
(4)フライパンに、白菜の芯の部分を敷き、その上に鮭としょうがを載せ、白菜の葉を載せ、調味料の溶いた水をを注ぎ、ふたをして中火で煮る。
(5)約10分煮て白菜がくたくたになったら器に盛る。
 エネルギー224カロリー、塩分2.5グラム、

3 一句拝見(いでたち 12月いろは句会より)  
駅前の大樹輝く師走空         こうじ
水鳥の群るる水辺夕日かな      まさひろ
枯野行く一両だけの赤字線      ひろし
名跡もよらず一路の紅葉狩り     じゅんのすけ
降りたちしホームに谷戸の冬の月  おさむ
紅葉散るばかり箱根の関所跡    たけこ

「思いつくままの走り書き」 (34) ーサフラン賞ー 中村斉
 視覚障害者総合支援センターが、活躍著しい若い盲女性に贈る平成18年度「サフラン賞」の受賞者、定家陽子(さだいえ ようこ)さんの喜びの言葉をラジオで聞く。「障害があることは、できないことではありません」と力強い一言もあった。
 彼女は単身米国に留学し、帰国して英語教師となった。教師としての活躍が評価されての今回の受賞であるが、良い伴侶を得て一男にも恵まれ子育ても奮闘中。現在は国際的な活躍の場を求めてJICA(独立行政法人国際協力機構)へ転身している。受賞の言葉には、一も二も無く納得させられる。華やかな賞ではないが、幼い日の陽子ちゃんを知る私達夫婦には極上の朗報である。
 *ちなみに男性への賞はチャレンジ賞と名付けられている。

[きのこ]   健康歳時記より
  きのこは、倒木や切り株などによく発生したことから、「木の子」といわれています。日本には、4000〜5000種類のきのこが存在していると言われていますが、明確な数字は不明です。このうち食用として、約100種類ほどが知られています。きのこを大別すると、倒木や落ち葉などを栄養源とする腐生性のきのこ(しいたけ・なめこ・えのきたけ)と、生きた樹木の根と共生関係を保ちながら生育する菌根性のきのこ(まつたけ・ほんしめじ)があります。
 そもそもきのこの成分は、水分・たんぱく質・繊維質・無機質・ビタミン類からなっています。よく栄養素で話がでるものは、ビタミンDです。体内のカルシウムの代謝に関わる重要なビタミンです。しかも低カロリーで食物繊維が多いので、ダイエットメニューとしても最適です。きのこ類の多糖類(b-グルカン)は、免疫の活性力を高め、ウイルスに対する抵抗力が期待できるといわれています。
 きのこは、健康志向や自然志向が高まりとともに食べる機会が増えています。また人工栽培の技術の高まりにより、低価格・高品質なものがいつでも入手できるようになりました。きのこは、いろいろな料理にあい、煮物・焼き物・揚げ物と、なんでもおいしくいただけます。
 
6 「いでたち通信」へひと言 浜崎富代
 明けましておめでとうございます。昨年に引き続き、今年も「いでたち通信」の配信をよろしくお願い致します。
 いつも「いでたち通信」を配信していただき、とても感謝しながら、読ませていただいております。馬場様、中村様の情報はもちろんのことですが、特に私が興味をいだいておりますのは、畠山様のお料理の記事が待ち遠しいほど大好きです。
 今では我が家も子供たちが独立して、夫と二人きりですので、畠山様のおかずは、分量的にもそしてエネルギーまで書いてありますので、とても重宝いたしております。
 編集スタッフの皆様、大変でしょうが、楽しみにしておりますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。

7 編集後記 井上進
 この年末年始、思いがけず医者通いをする羽目になりました。12月30日、おせち料理づくりをする家内の手伝いで包丁を扱っていて、左手薬指先をかなり深く切ってしまったことによります。すでに医院はどこも正月休み。困ったことになったとあわてたのですが、幸い救急外来で治療を受けることができ助かりました。
 そんなとき、TVでアメリカの医療事情を知りました。日本と違い医療保険がないので、日本と比べ1桁以上も違う高額の医療費がかかるため、重病でも医者にかかることをあきらめる人が、特に低収入の人に多いとのことでした。それに比べれば最近健康保険の医療費負担率が上がったとはいえ、まだまだ日本の医療制度のほうが優れているという印象を深くしました。

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いでたち通信は点字に翻訳し、視覚障害者に配布されています。