1 来年に期待 馬場威力
 私は、今年の後半はとても忙しい勉強、勉強の日々を送った。
 一つは、関内地区で行われた福祉のまちづくり重点推進地区事業に参加。触地図作成という全く経験したことがなかっただけに四苦八苦の毎日だった。
 一つは、福祉についての日本とヨーロッパの福祉先進国の実態を勉強中。これは、まだまだこれからの問題だ。
 これらの忙しい日々を通じて感じたことは、みんなでこの地域社会を少しでもよくしなくては、ということで、そのためには現状をよく知り、譲れるところは譲って一歩でも二歩でも前進しなければならない。
  机上の空論、と言われないように、来年はもっと、ものを直接見ながら考えて行きたい。体調から猪並みには突っ走れないけれど、来年もよろしくお願いします。

2 ゆでえびのマリネ 畠山工
 素材分量2人分、
大正えび200グラム、玉ねぎ半分、セロリ4分の1本、
レモン1個、しょうゆ大さじ1杯半、オリーブオイル大さじ1、
塩少々、ディル(フレッシュ)少々、こしょう少々、
(1)レモンは絞ってレモン汁を作り、しょうゆ、こしょう、オリーブオイルと混ぜ合わせ、合わせ調味料を作る。
(2)セロリと玉ねぎは薄切りにし、塩少々をふって水気が出たらよくもみ、手早く洗って絞る。
(3)ディル(フレッシュ)は粗いみじん切りにする。
(4)えびは背わたを取り除き、塩少々を加えた熱湯でゆで、ゆで湯の中で冷まして殻をむく。
(5)野菜と合わせ調味料、えびを合わせて器に盛り、みじん切りににしたディルを散らす。
 エネルギー190カロリー、塩分2.5グラム

3 一句拝見(いでたち 11月いろは句会より)  
落葉焚く煙り夕べの鳶高し       こうじ
秋陽射し影くっさりと遊歩道      まさひろ
はまゆうの茎切り詰めし冬支度    ひろし
冬に入る杣家の暮らし炉を開く    じゅんのすけ
山深き秋山郷や冬に入る       おさむ
大前にしめ新しく留守の宮       たけこ

「思いつくままの走り書き」(33) サンタクロース アゲン 中村斉
「おりこうさんに、プレゼントを届けます。」 幼い日、胸はずませたサンタからの絵はがきを私はいまでも大切に持っている。紛れもなく父の文字なのだが・・・。
 5年程前、私は保育園で、サンタ デビユーした。これが最高に楽しかった。あの赤い衣裳を着るとサンタになりきれるのは、父親ゆずりの「子どもには夢を」の血のせいかもしれない。だが、私が体調をくずし、サンタのボランティアは、それっきりになってしまった。ところがこの冬突然「サンタクロースをやってほしい」の声がかかった。「目が不自由で車椅子のサンタだって(あり)。人権教育さ」と、保育士の娘。「やらせてもらう」と答えたが、こらえた涙は娘に悟られなかったはずである

「わかさぎ」   健康歳時記より
 冬本番まで、後わずか。冬の淡水魚の代表格といえば、やはりわかさぎではないでしょうか。仲間には、ししゃもなどがいます。
 わかさぎの名前の由来は、幼い・清新(ワカ)と細魚・小魚(サギ)の合成語といわれています。公魚と言う由来は、霞ヶ浦・北浦の一部を治めていた麻生藩が、将軍家に年貢として治めたことから公儀御用の魚「公魚」と呼ばれるようになったそうです。
 白身の淡白な魚で、死後硬直の時間や熟成時間が、ほかの魚より短い為、釣り上げた後すぐに天婦羅にしてしまうのが、最高の味わいとなります。たんぱく質は、ほかの魚より少なく、EPAやDHAも豊富です。骨も柔らかいので、丸ごと食べれば、カルシュウムの補給にもなります。他にリン・鉄分・ビタミンなどが豊富に含まれています。お子さんや年配者のカルシュウム補給に、受験生のEPA・DHA補給に有効です。調理法としては、フライや天婦羅が一般的ですが、白焼きや南蛮漬などもおいしいです。最近、冷凍のものも出回っていますが、鮮度が良い生のものをおすすめします。やはり、一番おいしいのは釣りたて、揚げたてでしょうか。
 
6 編集後記 井上進
 月日のたつのが速いこと。もう年末です。一説によると、人間にとっての歳月は年齢分の1になるそうです。とすると15歳のときに比べ60歳では4倍も速く時が過ぎ去るように感じるということでしょうか。そういえば子どものころの時間はもっともっとゆったりと流れていたような気がします。なんとなく過ごしてしまったという悔いが残り、来年こそはと思ってもみるのですが、これは毎年のことです。
 この一年、いでたち通信をご愛読いただき有難うございました。来年も皆様にとってよい年になりますように。

 いでたちトップページへ  目次ページへ
いでたち通信は点字に翻訳し、視覚障害者に配布されています。