歩きましょう 馬場威力
 当たり前のことだけれど、人間は、適当な運動を続けないと、体力の維持は難しくなる。私も、ちょうど10年前に狭心症で倒れてからは、回復を待って、毎日1万歩を目標に歩いたものだった。それが、1年経ち、2年経つと、元の木阿弥になった。
 特に、敬老パスを使えるようになってからは、歩かなくなってしまった。すぐにバスに、地下鉄に乗ることになる。それからは、せいぜい1日に3千歩程度。それも、寒いといってはサボり、雨が降りそうだといって計画変更。
 その結果は、この春の気候につられて散歩しようとしても、すぐに疲れる。坂道を敬遠する。長い階段を避ける。それに加えて、カロリーコントロールと称して、食事制限をしなくてはならない心臓病患者だ。最近心を入れ替えて、大いに反省して、最近は毎日最低1万歩を目標に歩き始めた。
 ただ、敬老パスのおかげで、市内を簡単に出歩くことができ、いろいろの区外の活動グループに参加でき、新しい人生の楽しさを見出せたのは、このパスのお陰だろう
  
春キャベツと豚肉のオイスターソース炒め 畠山工
 素材分量2人分、
キャベツ4分の1個、にんじん4分の1本、
豚バラ肉の薄切り100グラム、干ししいたけ2枚、
にんにく1片、しょうゆ小さじ2、
豆板醤小さじ2分の1、オイスターソース小さじ1、
サラダ油大さじ2、ごま油小さじ1、酒小さじ1、
鶏ガラスープ、塩、こしょう各少々、
(1)キャベツはザク切りにし、干ししいたけはもどしてそぎ切りにし、にんじんは短冊切りにし、にんにくは薄切りにする。
(2)豚肉は食べやすい大きさに切り、しょうゆ小さじ1と豆板醤で下味を付けておく。
(3)フライパンにサラダ油を熱し、にんにくの薄切りを炒めて香りが出てきたら、下味を付けた豚肉を加えて焼く。
(4)豚肉に少し火が通ったら、にんじんとほししいたけを加え炒め合わせる。
(5)さらにキャベツを加え、強火にしてごま油以外の調味料で手早く調味する。仕上げにごま油をまわし入れて香りを出す。
 エネルギー370キロカロリー、塩分1.8グラム
 
一句拝見(いでたち4月いろは句会より)  
吹き晴れて全容くっきり春の富士     こうじ
春愁や瀬音の響く畦の道         まさひろ    
塀越しの海棠かすめ電車行く       ひろし   
春日射しせせらぎの音かろやかに    じゅんのすけ    
雨上がる野鳥の森の囀れり        たけこ
 
「思いつくままの 走り書き」(19)−端午の節句− 中村斉
 紺碧の空に日輪(にちりん)を仰ぐ。風は光り、薫る。高く泳ぐ鯉のぼりは、急流を一気に下り、突然反転して滝を登る。矢車は、からからと鳴り、五月は歓びに溢れている。子どもと孫の成長を祝って「端午の節句」を短い詩にしてみた。

  「端午の節句」
丸に四つ目の旗さし物は
智将のそれと 語り継ぐ
真の智将と 問われたときは
「戦わずして 勝つことなるぞ」
鎧兜に 身を固め
大太刀 小太刀 佩いてはいるが
「愛」こそ正義 平成の武者
     
 鳥たちは若葉の森に歌う。降り注ぐ日の光は頬にはずむ。こんな五月の空がいつまでもそのままであってほしい。横浜大空襲記念日の報道にふと、そう思った。
「健康歳時記」 山口秀典
 近年、骨が関与した病に対して、グルコサミンが注目されています。
 骨というと、すぐにカルシウムを想像しがちですが、軟骨にはカルシウムは全く含まれていません。健康な軟骨は、ちょうど水分を十分に含んだ新しいスポンジのようなものです。つまり軟骨は、クッションの働きをし、関節にかかる衝撃を和らげます。
 関節炎の一番の原因は、加齢による軟骨の減少によるものですが、ひざやひじの関節部分に負担をかける運動によっても軟骨はすり減り、骨と骨が擦れ合うことにより痛みや炎症を引き起こします。
 治療法は、一昔前までは鎮痛剤や抗炎症剤を使用し、一時的に痛みや炎症を抑えるものが主流でした。これらの治療法に対し、最近、注目されているのが、グルコサミンを摂取し軟骨の生成を促す方法です。グルコサミンには、軟骨を作っている細胞を刺激して、新陳代謝を促し、磨り減った軟骨を元に戻す働きがあるとされ、1日1〜1.5gほどの摂取で十分とされています。また軟骨の老化、退化を予防する働きもあります。年齢とともに、これらの働きは衰え、グルコサミン量が不足するので、グルコサミン補給の有用性が注目されているのです。
 グルコサミンは、軟骨のほかにも皮膚、血管、眼球などの組織で重要な役割を果たしている成分です。年齢とともに進む肌、血管、眼などの老化現象は、このグルコサミンの不足が関係しています。
 グルコサミンは魚や動物などのムコ多糖類、主にエビやカニなど甲殻類の殻に多く含まれていると言われています。食品でのコンドロイチン硫酸は納豆やオクラ、山芋、なめこなどに含まれています。日常の食事だけでは不足しがちなグルコサミンを、サプリメントで補うのもよいでしょう。
 
編集後記 井上進
 ゴールデンウィークも終わって、気のせいか世の中が落ち着いてきたような気がします。梅、モクレン、桃、桜、つつじ、藤などと続いてきた春の花に代わって、陽の光と青葉のまぶしい季節の到来です。天気によい日には外へ出て、そのにおいと小鳥の声を楽しみませんか。
 そういえば、目の不自由な方の集う栄区視覚障害者福祉協会の動きが活発になってきました。5月バスハイク、6月出前寄席、7月講話、8月納涼川柳会…など毎月のイベントは多彩で、明るくにぎやかで楽しい会です。その会の活動をより盛り上げるため、会員とそのサポート役の賛助会員の募集をしています。区内に居住する方、区内で活動する方が対象です。お問い合わせ、お申し込みは畠山さん(045-864-3962)まで。

いでたち通信は点字に翻訳し、視覚障害者に配布されています。