いでたち通信は点字に翻訳し、視覚障害者に配布されています。 
危険なカード社会 馬場 威力
 アメリカで発生し、全世界に広まったカードによる被害の発生という大問題は、カード社会の脆さを現しているといえる。
 特に、日本では、どのカードでも、16桁の番号だけが全てで、サインと暗証番号の確認は要求されないのが普通だ。カードをレジに出すだけで、全てOKだ。
 私も、例外ではなく、カードを持っているけれど、暗証番号は最近確認したばかりだ。
方や三文判だけで万事が通るこの日本社会もおかしいけれど、番号だけが世界中を駆け巡る仕組みは、さらにおかしい。
 といって、このIT時代、いまさらカード社会から抜けられない。せめて、受領証を保存し、カード会社からの報告事項を確認するくらいが、考えられる対策のようだ。
  
いわしの煮つけ 畠山 工
 素材分量2人分、
いわし4尾、ねぎ5分の1本、
レモンの皮少々、しょうが2分の1片、
みりん大さじ2、砂糖小さじ2、
赤唐辛子4分の1、しょうゆ大さじ3、酒大さじ3、
(1)いわしは頭と内臓をとり除き、ぶつ切りにする。
(2)ねぎ、しょうが、レモンの皮はせん切りにし、赤唐辛子は小口切りにする。
(3)水カップ1杯と調味料を混ぜ合わせ、鍋に入れて煮立たせる。
(4)いわしを入れ、千切りにした薬味を飾り用に少し取り分けて、残りを赤唐辛子と加える。
(5)アルミフォイルで落とし蓋を作り、煮汁が少なくなるまで煮詰める。
(6)器に盛り、取り分けた薬味を散らす。
エネルギー185キロカロリー、塩分約3グラム
 
一句拝見(いでたち6月いろは句会より)  
水際に一輪早咲き花菖蒲        加藤孝二
岩壁の三つ葉つつじの露天湯に    成田真啓
花菖蒲かすりにたすき花を摘む     碓井秀夫
亀の子の甲羅干しする寺の池      斎藤準之助
憲法の議論あれこれ晶子の忌      宗像普
ウコンの芽のびるに伸ぶ暑き日々   馬場威力
ほうたるの話題長々佇ち話       中村 齋
短か夜や五山に栄枯の裏話       中里武子
 
「思いつくままの走り書き」(1) 中村斉
 6月17日(土)曇り ヨーカ堂の介護用品コーナーで(右足用)靴を購入。
陽射しがめっきり強くなったので、妻の押す車椅子で外出する私としては妻への気遣いもあって曇りの日は貴重な散歩の日である。アップダウンの多いこのあたりでは60キロ近いわたしを載せた車椅子を押すのは細腕には負担をかける。体脂肪の消費も兼ねてと妻は笑うが・・・。
 道すがらの花の話題は美容柳。妻のお気に入りの花のひとつで狭庭にもいま花を咲かせているがご同好の方もおいでのようで、いくつかのお宅の庭先に黄色の花を咲かせているという。栄公会堂には低く刈り込んだ美容柳が今年も咲いているだろうか。
 明日は公会堂へ「訪問の家創立二十周年記念式典」で行われる浅野宮城県知事の講演を拝聴に行く。宮川久美さんのピアノの演奏も楽しみにしている。
編集後記 井上進
 ケニアのマータイさんのおかげで、日本人が久しく忘れていた「もったいない」の言葉が戻ってきました。ゴミの削減、再利用、再生利用などの基本は「もったいない」と思う気持ちです。神奈川県では不要な照明は消す、生ゴミ(食べ残し)の発生を減らすなど個人が取り組みやすい内容をピックアップした「MOTTTAINAI(もったいない)運動」を展開するそうです。「MOTTAINAI」が日本発の世界共通語になるといいですね。