いでたち通信は点字に翻訳し、視覚障害者に配布されています。 １ 聞く楽しみ 馬場　威力 　７２歳の誕生祝に、６０歳の弟から一枚のCDを貰った。それには、ヘイリーが歌っている１５曲の名曲が詰まっている。 　その中でも、アメイジング　グレースは大好きなものだ。少しくらい、いらいらしてい居る時でも、すっきりする。心からもやもやが洗い流される。 　この暑さに負けないためにも、名曲に耳を傾ける必要があるようだ。今、この原稿をパソコン９８で書いている。隣のパソコンXPから、その美しい歌声が聞こえて来る。 　　 ２ きゅうりと帆立のとろみ煮 畠山　工 　素材分量、２人分、 きゅうり１本、缶詰の帆立貝柱１缶、 うすくちしょうゆ大さじ1、酒大さじ２分の１、 片栗粉小さじ２分の１、 １、きゅうりは３センチ位の長さで、割り箸ぐらいの太さに切る。 ２、鍋に水４分の１カップと帆立缶を汁ごと入れ、ひと煮立ちしたらきゅうりと調味料を加える。 ３、片栗粉を水小さじ１で溶いて加え混ぜ、とろみをつけて火を止め、器に盛る。 （馬場さんから一言）帆立貝の良いところを引き出す、口当りの良い料理です。これだけのものから、一日に必要な量が、タンパク質で２７、カリウムが２１、リンは３６、鉄は２８、ビタミンＥは１７、Ｂ２は２４とかなり取れています。数字はパーセントです。 　 ３ 一句　拝見　（いでたち　６月いろは句会より） 電話にて　孫を誘いて　蛍狩り　　　　　　千葉　宰（おさむ） 月丸く　霞の中を　昇りつつ　　　　　　　馬場　威力（たけお） 麦穂先　揺らして谷戸の　風強し　　　　　碓井　秀夫（ひでお） 熟れるまま　ぽとりと落ちし　実梅かな　　加藤　孝二（こうじ） 母の忌に　食べる習いの　冷素麺　　　　　宗像　普（ひろし） 鉢植えの　大きくひとつ　苺熟れ　　　　　成田　真啓（まさひろ） 菖蒲咲き　人の佇む　畦の辺に　　　　　　斎藤　準之助（じゅんのすけ） 夏落葉　ひそと五輪の　塔崩れ　　　　　　中里　武子（たけこ） 　 ４ 障害者パソコン講習会 入門のお知らせ 畠山　工 福祉局障害福祉課では、横浜ラポールで、１８歳以上の障害者等を対象に、入門パソコン講習会を行う。各コース共、抽選８名。 Ｂコース　視覚障害者（弱視）　 ８月１７日（火曜日）から２０日（金曜日）の４回　 午後１時から　 Ｃコース　視覚障害者（全盲）　 ８月２１日（土曜日）から２２日（日曜日）の２回　 午前１０時から　 申込み方法、 ７月２６日までに、往復ハガキに講座名、コース、住所、氏名（ふりがな）、年齢、電話番号、障害名、等級を明記し、返信面には、住所・氏名を書いて送る。 送り先、 郵便番号２２２−００３５　港北区鳥山町１７５２　 障害者社会参加推進センター　 問合せ先、 福祉局障害福祉課　 電話、　６７１−２４０２ ５ 編集後記 井上　進 　いでたち通信の編集は、今まで馬場さん、畠山さん、井上の３人で行ってきましたが、今度新たに菊池賢三さんに加わっていただけることになりました。菊池さんはまだ現役バリバリの若手です。新機軸を打ち出していただけるものと期待しているところです。 　前号点字版の編集後記の欄で７月をレ月と間違ったまま印刷、配布してご迷惑をおかけしました。点字の数符が脱落したことを見落としたことによります。お恥ずかしい限りです。今後、点字の勉強をもう一度行うとともに、ミスのないように務めます。