いでたち通信は点字に翻訳し、視覚障害者に配布されています。
パソコン講習会 馬場 威力
 横浜市で、久しぶりに視覚障害者を対象にしたパソコン講習会が開催されます。視覚障害者といっても、今回は弱視者だけの教室を開こうというものです。
 それもラポールの教室に集まっての初歩の導入教室だけでその後の発展についてのフォローはありません。
 なお全盲の方々を対象にしたものは8月に開催されるそうです。
 いずれにしてもいでたちのパソコングループで、講習会後、受講者のフォローをどうするか相談しなければならないでしょうね。
 
あんにゃの日記(15) 池上 栄規
 馬場さんが関係者でおられると聞いている、漢点字の会の会報をあちこちのボランティア関係の展示ケースから、頂いて読んでいます。いや読めません。点字以外の部分を読んでいます。
 4月、難聴者の会合で、桜木町の健康福祉総合センターの8階に行ったとき、廊下の壁の展示棚を見ると、「うずれぼ」という本がありました。パラバラとめくっていくと、あれれ、漢点字の記事になりました。改めて表紙を見ると、反対側からの分が、漢点字の会報「うか」という造りになっていると分かりました。
 あまり漢字を読めない私ですが、一度は「とばし読み」あとは「辞典で調べて」読み直すことをやっています。
一句拝見(5月いでたちいろは句会より)
垣根越し房長々と藤の花          成田真啓
日差し避け歩く足元夏落ち葉       碓井秀夫
大輪の薔薇打ち萎れ雨しとど       宗像普
春のバス敬老パスで賑わえり       馬場威力
茶畑にありし日の父母偲びをり      斎藤準之助
急流にもろく崩れし花筏          加藤孝二
川の面に花屑回し遊びをり        千葉宰
雪の降るいつか来た湯に一人来て   近藤淳
衣更自慢の胸のなくなりし         中里武子
きのこ入り野菜の酢の物 畠山 工
 素材分量4人前、
えのきだけ 1パック、生しいたけ 4枚、きくらげ 8枚、大根 4センチ、にんじん 2分の 1本、きゅうり 1本、さやえんどう 4枚、塩適量、しょうゆ大さじ 1、みりん大さじ 3、酒大さじ 2、酢大さじ 2、ごま油小さじ 1、白ごま適量、
(1) えのきだけは根元の部分を切り落とし、半分に切ってほぐす。しいたけは軸を切り落とし、せん切りにする。きくらげはもどし、固いところを取り除いて細切りにする。
(2) きのこを鍋に入れ、しょうゆ、酒、みりん大さじ 1をまぶし、弱火で蒸し煮にして冷やしておく。
(3) 大根、にんじん、きゅうりは長さ 3センチ位のせん切りにし、軽く塩もみし、洗って水気をしぼる。
(4) さやえんどうはさっと塩ゆでにし、せん切りにする。
(5) 蒸し煮にしたきのこを煮汁ごとボウルに入れ、塩もみした野菜とさやえんどうを加え、みりん、酢、ごま油で混ぜ合わせる。器に盛り、白ごまをふる。
 
藤原よしえコンサートへ招待 畠山 工
 読売光と愛の事業団は、視覚障害者を藤原よしえの記念会、シャンソンコンサート・パリ祭へ無料招待する。招待数は、先着順で40組、視覚障害者1名につき、付き添い 1名、合計 80名。
 日時:7月17日土曜日、午後 2時開場。
 会場:横須賀市文化会館大ホール。
 申し込み:障害者と付き添いの氏名、住所、電話番号をハガキに書いて申し込む。
 郵便番号 100−8055。
 読売新聞社内 読売光と愛の事業団 (住所はいりません。)
 締め切り:6月30日水曜日。
当選者には7月10日頃までに招待状を発送する。
編集後記 井上 進
 目の不自由な方に便利な歩行誘導装置はいろいろ考えられています。しかし何れも発信機、受信機が必要なので、局所的たとえば、限定された区域や施設内部の誘導に限られているようです。もっと究極的なものができないのでしょうか。たとえば、自動車に使われているカーナビは自分の行きたい場所の電話番号を指定すると、どこからでも道筋を誘導してくれます。同じ装置を小型、軽量、携帯用にして音声中心の誘導法にすれば、目が不自由な方でも、自由にどこへでも一人で行けるようになりますね。こういうものが早くできるといいのですが。